白井市生物多様性調査
養成講座受講に当たっての抱負
調査計画と調査結果の活用について
白井市谷田のキノコ観察記録とキノコウォッチング
白井市平塚・名内における水生植物の生育状況
白井市平塚・名内における淡水貝類の生息状況
白井市内の河川における水生生物の生息状況
白井市平塚・名内におけるカエルの卵塊調査
白井市における草原とコガネグモの関係
ナキイナゴ調査
樹林フロラ調査
二重川流域のウグイス・ホオジロのラインセンサス
白井市内のアカガエルの卵塊調査生息状況
二重川流域におけるアズマヒキガエルの卵塊調査報告
二重川流域におけるニホンアカガエルの卵塊調査報告
富ヶ沢ビオトープ図鑑
清水池調整池周辺の自然観察
「み、あ、は、た、」ロードの提案
アカガエルの卵を探しに
絵本「ビオトープ」
コガネグモを探しに
白井の水神様
白井の氏神様
コブシの分布調査について
タコノアシ群生地の保全活動について
クサガメのすむ川
生物多様性調査報告書
あらまし
目次
北総の自然度を測る指標生物16種
指標種図鑑
自然環境調査員養成講座とその成果
カリキュラム一覧表
野外実習・観察会の記録
北総地域の守りたい自然
白井市生き物図鑑
市民調査員レポート
コブシ分布調査について
齋藤昭夫
2007年3月~4月
1.
調査内容
市内のどこにコブシの木があるか場所を確認する。
大きな木については,胸高の太さを測る。(まわりの長さ)
調査した内容を市域の地図に転記する。
2.
具体計画
調査の時期 コブシの開花の時期を予測して,おおよそ3月の中下旬
調査の方法
2~3名で班をつくり,担当地域の調査をする。
担当者同士で日程を決め,随時行う。
自動車あるいは徒歩で調査する。
3月23日(金)18:00~20:00 「ウェルぷらっと・ボランティア室」で,市域の地図に落とすなどのまとめの作業を行う。
(以上,2月例会で確認)
3.
調査地域の分担(別紙)
4.
結果(市域の全図及び別紙)
5.
「調査内容
」について
仲木戸集会所入口 177cm
仲木戸市民の森 89cm
真木の内(平塚) 215cm(北緯35°49′,東経140°5′)
緑地保全事業指定緑地4号(七次)内 105cm
同5号(同)内 118cm 106cm
復地内(旧伊藤内科医院宅地門道内) 248cm
弁天池公園内 150cm
神々廻駒形神社入口
6.
調査を終えて
狭い範囲に集中して見られた場所があった。これらは,公園等として保全されており,今後も開発されることはないのではないか。
弁天池公園
指定緑地内
南山公園附近
「カクライ家具店」裏の斜面
林
白井木戸公園
など
「5.」にあげたもの以外に,まだ確認されていない大きな木が,かなり残っているのではないかと思われる。今後,そうした大木に着目して,記録していくことが大切になってくのではないか。
ある程度広い場所で密度の濃いところは,当然のことながら宅地などとしては開発されていない場所である。都市計画の中で,これらの場所がなんらかの形で保全されていくことを願いたい。
谷田
平塚
二重川上流地域
「白井が丘墓園」周辺の樹林地
競馬学校周辺
など
二重川・神崎川流域では,場所は限られるが,かなり見られた。それに対して,金山落しでは源流部を除いてほとんど見られない。開発の影響であると思われる。
調査が終わらなかった地域や,十分でなかった地域も残ったが,「コブシをとおして,白井の自然をのぞく」という目的は達せられたのではないか。
地図上に落とす作業が簡単ではなかった。
今後は,全域にわたって継続的に観察することは難しいと思われる。そこで,例えば次のような方法が考えられるのではないか。
今年の調査で注目したコブシの木の現況を毎年観察し,記録する。
今年の調査の中から,例えば「白井のコブシ ベストテン」などのようなものを考え,それらについて継続的な観察をする。
それぞれが「わたしの一本」のような木を決め,観察を続ける。
「白井・コブシの花見」などを市民とともにできたら楽しいのではないか。
今年は幸い花をたくさんつけてくれたが,毎年今年のように花をつけるとは思われない。その要因なども,先行の研究を勉強しながら考えて見なければならない課題だろう。
思いつきで始まったような活動であったため,調査方法等厳密なものではなかったし,調査としては不完全なものである。今後そうした点についても修練を積んでいくことが必要だろう。
7.
調査に参加した人たちの感想等
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