コブシ分布調査について

齋藤昭夫
2007年3月~4月

1. 調査内容

  • 市内のどこにコブシの木があるか場所を確認する。
  • 大きな木については,胸高の太さを測る。(まわりの長さ)
  • 調査した内容を市域の地図に転記する。

2. 具体計画

  • 調査の時期  コブシの開花の時期を予測して,おおよそ3月の中下旬
  • 調査の方法
    • 2~3名で班をつくり,担当地域の調査をする。
    • 担当者同士で日程を決め,随時行う。
    • 自動車あるいは徒歩で調査する。
    • 3月23日(金)18:00~20:00  「ウェルぷらっと・ボランティア室」で,市域の地図に落とすなどのまとめの作業を行う。
(以上,2月例会で確認)

3. 調査地域の分担(別紙)


4. 結果(市域の全図及び別紙)


5. 「調査内容2」について

  • 仲木戸集会所入口   177cm
  • 仲木戸市民の森   89cm
  • 真木の内(平塚)   215cm(北緯35°49′,東経140°5′)
  • 緑地保全事業指定緑地4号(七次)内   105cm
  • 同5号(同)内   118cm   106cm
  • 復地内(旧伊藤内科医院宅地門道内)   248cm
  • 弁天池公園内   150cm
  • 神々廻駒形神社入口

6. 調査を終えて

  • 狭い範囲に集中して見られた場所があった。これらは,公園等として保全されており,今後も開発されることはないのではないか。
    • 弁天池公園    
    • 指定緑地内    
    • 南山公園附近    
    • 「カクライ家具店」裏の斜面    
    •    
    • 白井木戸公園    
    • など
  • 「5.」にあげたもの以外に,まだ確認されていない大きな木が,かなり残っているのではないかと思われる。今後,そうした大木に着目して,記録していくことが大切になってくのではないか。
  • ある程度広い場所で密度の濃いところは,当然のことながら宅地などとしては開発されていない場所である。都市計画の中で,これらの場所がなんらかの形で保全されていくことを願いたい。
    • 谷田    
    • 平塚    
    • 二重川上流地域    
    • 「白井が丘墓園」周辺の樹林地    
    • 競馬学校周辺    
    • など    
  • 二重川・神崎川流域では,場所は限られるが,かなり見られた。それに対して,金山落しでは源流部を除いてほとんど見られない。開発の影響であると思われる。
  • 調査が終わらなかった地域や,十分でなかった地域も残ったが,「コブシをとおして,白井の自然をのぞく」という目的は達せられたのではないか。
  • 地図上に落とす作業が簡単ではなかった。
  • 今後は,全域にわたって継続的に観察することは難しいと思われる。そこで,例えば次のような方法が考えられるのではないか。
    • 今年の調査で注目したコブシの木の現況を毎年観察し,記録する。
    • 今年の調査の中から,例えば「白井のコブシ ベストテン」などのようなものを考え,それらについて継続的な観察をする。
    • それぞれが「わたしの一本」のような木を決め,観察を続ける。
    • 「白井・コブシの花見」などを市民とともにできたら楽しいのではないか。
  • 今年は幸い花をたくさんつけてくれたが,毎年今年のように花をつけるとは思われない。その要因なども,先行の研究を勉強しながら考えて見なければならない課題だろう。
  • 思いつきで始まったような活動であったため,調査方法等厳密なものではなかったし,調査としては不完全なものである。今後そうした点についても修練を積んでいくことが必要だろう。

7. 調査に参加した人たちの感想等



ページの先頭へ戻ります