さあ、アカガエルの卵塊をさがしに近くの谷津田へ行ってみよう。
谷津だの中でも昔ながらの湿田はないかな。冬でも水たまりがある田んぼは減ったね。
冬眠する林と卵を産む田んぼとを行ったり来たりできるような谷津なら、きっと卵塊が発見できそう。
2月15日で狩猟期間が終わるから、その後谷津田を訪れると安心。
温かい雨が降った後に産むことが多いから、雨の日をチェック。
見つけたら、その場所と個数を記録しておこう。
同じ場所で2-3回カウントできれば調査として完璧だね。
でも、1回しか行けなかった時も貴重なデーターになるから報告してね。
行ってみたけど全然発見できなかったというのも貴重なデーター。
ゼロという報告も忘れず記録しよう。
せっかち派もいればのんびり屋もいるのは人間と同じ。
ある集団がかなりまとまって行動するけど、それでも数回に分かれる
ので、同じ場所で新しい卵塊がだんだん増えてくることがある。
カウントが終わったら、まとめて報告して下さいね。
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カエルの目、カエルの気持ちに なって、歩いてみよう |
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時間 | 地区 | 地点NO. | 卵塊 | 数 | 水深 | その他 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 9:20 | 26 | A | ![]() | 15 | 18 | |
2 | 9:32 | B | ![]() | 30 | |||
3 | 9:40 | C | ![]() | 3 | 10 | ||
4 | 有・無 | ||||||
5 | 有・無 | ||||||
6 | 有・無 |
地点 | A | 地図NO. | 6 | 年月日 | 07.2.5 | 時間 | 9:00~25 | |||
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天気 | 前日 | 雨 | 気温 | 8℃ | 水温 | 5度 | 水深 | 18cm | ||
当日 | 晴 | 水草 | ガマ数本 | 流れ | 無し | |||||
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卵塊数 | 18個 | ||||||||
NEW | 15個 | 孵化 | ||||||||
M | 乾燥死 | |||||||||
OLD | 3個 | |||||||||
写真記録 | ![]() | |||||||||
土地利用 | ビオトープ |
たしかに、たくさん産んであるととても数えにくいです。でも、おおよその見当をつけて、がんばって数えてみてください。だんだん慣れてくると思います。
新しいのが増えたら、合計で○個と記録して下さい。新しいのは黒っぽくつぶつぶが盛り上がって球に近く、日がたつにつれて、だんだん平たく白っぽくなっていきます。
例) | 2/10 | 田んぼに12個、溝に3個 |
2/20 | 前回見た同じ田んぼに20個、 溝に10個 |
黒っぽいのが増えていた。
昨日の雨できっと第2弾が産卵したんだ。
夜はどんな様子なんだろう。
せっかち派が産んだ卵がこおって腐っていく場合もあります。浅い水面に産み付けるから、全部が生き残るのは自然界では難しいです。死滅していると見受けられてもカウントし、そのようすをコメントしておいてください。
早めに生まれたのが順調に育っていることもあります。オタマジャクシは生まれてすぐは動き回らず、卵塊の形のままかたまっているので、ひとまとまりで卵塊1個分と数えてください。おおよそでいいのです。
鳥などに食べられてしまうことがあります。その際もおおよその数を記録して下さい。
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◆調査データーのとりまとめ日本赤蛙研究会では、調査データーのとりまとめを行っています。記録して頂いた貴重なデーターをとりまとめて報告書を作成し、その情報をみなさんと地域の保全に役立てていきたいと思っています。 世話人:尾崎煙雄![]() |
◆日本赤蛙研究会カエル好きの集まりです。東邦大学の長谷川雅美先生が発起人となり、アカガエル(複数の種を含む)を地道に研究し、情報と知識を共有しながらその輪を広げて保全に役立てていこうという会です。 問い合わせ:小野由美子![]() |
◆カエル探偵団カエルやサンショウウオの保全に関心を持つ研究者やナチュラリスト、写真家たちが作っているカエル探偵団。桜前線のように、毎年アカガエルの産卵前線が報告されているHPなので、地域の産卵情報がチェックできます。 |
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