老化が関連する病気、高齢者の病気の特徴

老年者の病気の特徴

  • 一人で多くの疾患をもっている。
  • 個人差が大きい。
  • 同じ疾患でも若年者の場合と異なる症状を示す。
  • 負荷時に見られる潜在的機能低下がある。
  • 慢性の疾患が多い。
  • 薬剤に対する反応が若年者と異なる。
  • 生体防御力の低下によって疾患が治りにくい。

「折茂肇編:老年病研修マニュアル」(Medical View社, p.17) を改変

 老化には生理的老化と病的老化があります。  上のリストにある老年者の病気の特徴は、いずれも身体の色々な場所に生物学的老化(生理的老化)が進んだことによって生ずると考えられます。高齢者に起こる痴呆症・動脈硬化症・骨粗しょう症などは病的老化の結果です。 しかし、その発症には、“老化のメカニズム”で説明した生物学的な老化が関わっていると考えられます。

 生理的老化と病的老化の境は、明確でない場合が多いのですが、病的老化の基礎には誰にでも確実に起こる生理的老化が関わっています。病的老化は、生理的老化に環境要因やライフスタイル、遺伝要因が加わって進行するものと考えられています。  

 また、生理的老化と同様に病的老化にも多くの場合活性酸素が関わっていると考えられています。

活性酸素が関与すると考えられている老化に関連する病態