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![]() 心臓の収縮
心筋細胞内カルシウムイオンの高速イメージング難易度3 共焦点レーザー顕微鏡
従来の光学顕微鏡との違い従来の光学顕微鏡は標本全体を一様に照明し、標本全体の像を肉眼やビデオカメラで撮影して観察するという方法が用いられていました。
これに対して、共焦点レーザー走査顕微鏡は励起光を蛍光物質を含んだ試料内の焦点に集光させて、その点から発せられた蛍光のみをフォトマルチプライヤー等の検出器で検出します。 蛍光プローブ/カルシウム感受性蛍光プローブカルシウムイオンはそのままでは眼で見ることは出来ませんが、蛍光プローブという物質を用いると光信号として観測することが出来ます。Fluo-3はそのひとつですが、波長が488nmの青い光を当てるとカルシウムイオンの濃度に応じて波長が530nmの緑色の光(蛍光)を放ちます。また、Indo-1というプローブはカルシウムイオン濃度が上がるに従って蛍光の波長が500nmから400nmへと変化するので、カルシウムイオン濃度の変化を色の変化として観測することが出来ます。 蛍光プローブを用いた時に見られる蛍光スペクトルの模式図(各上)と蛍光プローブの構造式(各下)
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