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心臓の収縮心筋の微細構造 カルシウムイオンが心臓を動かしている 心筋細胞内カルシウムイオンの高速イメージング難易度3 心筋細胞のカルシウムイオン制御のしくみの理解は、単離されたタンパク質を用いた機能実験や免疫組織学的知見に基づく推測から始まりました。最近はカルシウム感受性蛍光プローブと共焦点レーザー顕微鏡を組みあわせる手法により生きた心筋細胞でのCa2+濃度の高空間分解能での画像化が可能になり、従来の手法では得られなかった機能形態的情報が得られつつあります。私たちは世界最速の時間分解能を有する共焦点レーザー顕微鏡に試作機段階から関わるなど、10年余りにわたり、心筋細胞内Ca2+の画像化に取り組んできました。現在までにカルシウムトランジェント、カルシウムウェーブ、カルシウムスパークの3種類の動きが明らかになっています。 |