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アミノ酸の化学−無保護アミノ酸の官能基選択性官能基選性![]() 1つの分子内に反応する可能性のある官能基が2つ以上ある場合、1つの官能基だけに反応することを、官能基選択的反応という。4-Bromotryptophan(1)やBromoaniline(2)の場合には、1,1-Dimethylallyl
Alcohol(3)に対して反応性する可能性のある官能基はアミノ基(-NH2)やブロム基(-Br)である。すなわち、Pd(0)が最初に1,1-Dimethylallyl
Alcohol(3)と反応すると、p-錯体(4)が生成し、これはアミノ基と反応してN-Allyl体(5)を与えるが、芳香族ブロマイドと最初に反応した場合には、s-錯体(7)を生成した後、3と反応して、ビニル体(9)を与える(Heck反応)。 |