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![]() 心筋の普遍性と多様性
心筋の発達変化難易度2 電気的性質心筋は動物の発達段階(年齢)によっても変化します。
【出生後】 モルモットでは胎児期後半に短縮した活動電位持続時間が生後の発達とともに再び延長します。 胎児期にはどの種でもほぼ同じであった心筋が生後の発達とともに個性化し、モルモットはモルモットらしく、マウスはマウスらしくなるとも言えます。このような発達に伴う電気的性質の変化は、心筋に発現しているイオンチャネルの種類と数が変化することが原因です。モルモットでは胎児期後半にカリウムチャネル数の増加が起こり、出生後にカルシウムチャネル数の増加が起こります。マウスやラットでは生後もカリウムチャネルの数が増えるだけでなく、カリウムチャネルの中でも時間経過の早いタイプの割合が高まります。 細胞内カルシウムの制御神経等による調節エネルギー確保の仕組み![]() |