東邦大学名誉教授
渡辺 恒夫 |
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グリーンサイコロジーと東洋の英知T 総論:環境心理学とグリーンサイコロジー
II 当研究室での研究 東洋の英知:理論編東洋的認識論当研究室では、旧教養科心理学研究室時代から、自我体験の調査研究を行って来ましたが(渡辺恒夫・高石恭子、共編『<私>という謎:自我体験の心理学』新曜社、2004)、自我体験研究の方法として、黒田正典が西洋の客体観察的認識法に対比させて東洋独自とした主体変様的認識法の導入を図り、これを、東洋における多様な、身体技法、芸術、医術、宗教的行法一般の、最も根本的な認識論として位置づける作業を進めています。 最近の研究成果として、「自我体験と主体変様的アプローチ」(『人間性心理学研究』Vol.23/1, 1-12)があります。 また、"Varieties of Theoretical Psychology" の第10章として出版された論文”Eastern Epistemology and psychology of the subjective self”のPDF版をアップロードしておきます。 引用の際には、英書のタイトル、編者、出版社名を正確に記入していただくようお願いします。 ”Eastern Epistemology and psychology of the subjective self” 死生学研究自我体験の調査研究を発展させるにつれて、自我体験からの世界観的展開の必然的な結果の一つが、「一者の思想」にあることが明らかになってきました。一者の思想とは、あらゆる個は、唯一の大いなる存在の個別的な現われに過ぎないという世界観で、ギリシャの哲学者プロティノスの言葉を拝借したものです。21世紀後半の死生観のパラダイム転換をめざした『<私の死>の謎:世界観の心理学で独我を超える』では、自我体験研究の結果として見出された一者の思想の具体的世界観展開事例として、遍在転生観と、古代東洋思想に由来する梵我一如の2つの類型を、体験事例に即して解明するにいたっています。
III 当研究室での研究 東洋の英知:実践編
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