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東邦大学名誉教授
佐藤 研二 |
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物質の燃焼メタンの燃焼天然ガスの主成分として生活に利用され、身近な存在であるメタンを例に燃焼について考えます。 Methane-メタン- メタンの融点は摂氏-183・沸点は摂氏-162と非常に低い温度ですので、常温常圧では気体(無色・無臭)となります。 また、メタンは天然ガスの主成分で、自然界に広く存在し、天然ガスは身近なエネルギー資源としても活用されています。 メタンの燃焼上述のようにメタンを主成分とする天然ガスを燃やす−燃焼させる−ことによって、私たちは熱エネルギーを得、例えば湯を沸かしたり、室内を暖めたりすることができます。“燃焼”という現象における、発熱を利用していることになります。 最終的にメタンは酸素と反応(酸化)して二酸化炭素と水に分離します(右図メタンの燃焼参照)。 ガス栓を閉じてメタンの供給をやめ、すでに供給されたほぼ全てのメタンが酸化され、二酸化炭素と水に置き換わった時、燃焼は終了し、熱エネルギーの発生も終了します。 次にメタンの燃焼で発生するエネルギーについて考えます。 |