ゾウリムシ(パラメシウム)の入手方法

 ゾウリムシが手元にない場合、下記にて必要な手続きを取れば提供して頂けます(若干の費用負担は必要ですが、ごく僅かです)。


強力わかもと について

 強力わかもとの主成分は麹菌末、乳酸菌、ビール酵母末です。それらの成分、働きによって胃腸の調子を整える作用があるそうです。
 強力わかもとの成分によって、ゾウリムシの栄養源となるバクテリアが増殖します。ゾウリムシはご馳走のプールを泳いでいるような状態になります。
 私はそれに加え、強力わかもと成分が養分以外のゾウリムシに適した「環境」を作っているのではないかと考えていますが、専門的な分析は行っていません。

協力・機材提供

撮影協力者:中村真樹氏(東邦大学医学部生物学研究室)
機材提供:(有)浜野顕微鏡(東京都文京区本郷5-25-18):機材をお借りしました。

 なお、在職中には生物学科の施設や機材も使わせていただきました。自由に仕事をさせて下さった生物学科に深く感謝しております。

プロフィール

山名(中野) 憲明 (やまな(なかの) のりあき) 1954年 東京都大田区生まれ

略歴

1978年3月 東邦大学理学部生物学科卒業
1978年4月 東邦大学理学部生物学科 研究補助員(実習準備室)
2015年3月 同、定年退職

自己紹介

  生物学科の学生実習を行う実習室や、実習で使う機器の管理の仕事を37年間行い、よく言えば多趣味で好奇心旺盛。大学に勤めている環境を利用させていただき、本業以外にもいろいろチャレンジしていました。ゾウリムシに関しては、培養したものを学内の先生方や卒業生に提供したり、培養法を伝授したりしていました。

ゾウリムシ(パラメシウム)培養のきっかけ

 趣味で飼育しているメダカの稚魚に栄養豊富なエサをやりたくてゾウリムシに注目したのが始まりです。
 水槽内では、市販の乾燥エサを与えていましたが育ちが良くなかったのです。
 ゾウリムシならば口の小さなメダカの稚魚のエサになるだろうし、それ自体しばらく生きているので、食べ残したとしても、水を悪くすることがありません。
 なお、ゾウリムシはメダカの親のエサにもなります。

顕微鏡写真が冊子に掲載されました

2022年度企画展図録
『ウイルスの世界
 ~発見から2021年新型コロナウイルス~』
 加藤延夫監修 内藤記念くすり博物館発行

ゾウリムシの顕微鏡写真が、冊子(p.9)に掲載されました。

企画展WEBサイトはこちらです(外部リンク)
 開催期間 2022年4月29日(金)-2023年3月31日(金)

(2022.7.7)

 

山名(中野) 憲明
やまな(なかの)のりあき
 元、東邦大学理学部
 生物学科実習準備室




現在の培養風景

観察中

ゾウリムシの顕微鏡写真
拡大画像


 ゾウリムシの培養は、趣味で飼っているメダカの稚魚の餌を確保しようとしたのがきっかけです。
 何とか簡単なゾウリムシの培養法がないか探っているうちにのめりこみ、今回の方法に辿り着きました。

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