最近の研究活動−IDO阻害剤の開発
最近の研究活動−新赤堀反応
最近の研究活動−日本薬学会第128年会
最近の研究活動 − 新赤堀反応(無保護アミノ酸とアルデヒドの反応)
1) 日本プロセス化学会 2007 サマーシンポジウム
2007年8月2日-3日 東京、船堀
発表演題 『無保護アミノ酸とアルデヒドの反応:アミノアルコールの一行程合成(赤堀反応)』
この学会は、医薬品をいかに効率よく(環境にやさしく、時間をかけないで、安く)造り出すかをテーマに研究成果を発表するのが目的です。医薬品の大部分は有機化合物なので、この様な研究テーマこそ、私のような有機合成化学者がもっとも得意とする分野です。また、製薬会社でも、この様な研究テーマは利益に直結しているので、創薬部門の人たちとは少し違った部門の人たちがたくさん参加していました。この学会もとても活気のある学会です。
今回はポスター発表でした。研究テーマは、今までになかった反応で、しかも医薬品に多く含まれる基本骨格を持つ化合物を、一回反応するだけで合成できるという画期的な反応なので、多くの人たちから注目を集めました。しかし、実用的な合成反応にするためには、まだまだ改良が必要です。
発表の要旨 「無保護アミノ酸とアルデヒドの反応:アミノアルコールの一行程合成(赤堀反応」
2) 第33回反応と合成の進歩シンポジウム−ライフサイエンスを志向した理論、反応および合成−
2007年11月5日-6日 長崎
発表演題 『無保護アミノ酸の反応:赤堀反応 Part 2』
薬学会が主催する合成化学の分野の学会です。私の専門領域の学会です。プロセス学会で発表以降に、椿さんと熊谷君が出してくれた結果を発表しました。ポスター発表でしたが、一分間だけ、発表内容をパワーポイントを使って説明するショートプレゼンテーションがありました。言い回しを失敗するとすぐに時間をオーバーしてしまうので、短いのですがかえって緊張しました。
こういう学会で発表すると、課題がはっきりしてホントに頑張らなければという気になります。折角長崎に行ったのに、どこも観光しないで帰ってきてしまいました。
発表の要旨 「無保護アミノ酸の反応:赤堀反応 Part
2」