[ ナガバノモウセンゴケ ]絶滅危惧植物
本州では尾瀬にしか自生がなく、見たいと思っていた植物のひとつ。
この写真はナガバモノウセンゴケだが、これとモウセンゴケの中間種に‘サジバモウセンゴケ’がある。その名の通り、先が匙の形状をしている。共に同じようなところに生えており、よく見ないと間違えることがある。
初めてこの植物を見たときに、腺毛の先の水玉がキラキラ光りとても綺麗だったのが印象的であった。
− モウセンゴケ科モウセンゴケ属
北海道の一部と尾瀬にのみ自生する食虫植物。 高さは10cmほど。上面に赤紫色の腺毛が密生する。花茎を直立し、片側に白色の小花を並んでつける。花期は8月頃。
[ ミヤマハナシノブ ]絶滅危惧植物
南アルプス鳳凰三山のひとつ、観音が岳の稜線を歩いていると、目の前に青空をバックにブルーのミヤマハナシノブが飛び込んできた。 「これはシャッターチャンス!」 と思い、アングルを決めシャッターを切る。ホッと息をつき、ひと休みしながら暫くこの花を眺めた。
周りにはヒナコゴメグサもたくさん咲いており、とても印象深かった。
− ハナシノブ科ハナシノブ属
飛騨三系と赤石山系の一部にだけ見られるが、北岳の大樺沢では大群落をつくる。(2001年5月出版書籍による)
