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薬草園の世界
東邦大学 薬学部 生薬学教室
小池 一男

3月-March-


キバナ
セツブンソウ
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クロモジ

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ハナモモ

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セツブンソウ
群生
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コイワウチワ

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イワウチワ

■コイワウチワ (フィルム写真)

奥多摩、川苔山付近の斜面のやや湿った場所。
養蚕の為の桑畑跡らしき場所。時期をずらせばニリンソウやスミレなどの花ばなが咲くところ。コイワウチワの花の時期を狙いバッチリ逢った時の1枚。

 ツツジ目 イワウメ科 イワウチワ属の常緑の多年草。 花期は4-5月。関東地方と東北地方南部の太平洋側の低山帯にはえる。山地の林松のやや暗い、岩が出ている周辺でみられる。
 葉は広い円形で基部は心形。地域により変種もあり、北陸から近畿でみられるものをトクワカソウ、東北はオオイワウチワ。

 和名漢字表記 「岩団扇」は、岩上に多く葉形が団扇に似ていることから。
 別名をイワザクラ(山形県鶴岡、埼玉県秩父あたり)

2月-February-


キクザキ
リュウキンカ
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ノイバラ
(実)
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イランイラン

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セイタカアワダチソウ
(実)
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ダイオウショウ
(実)
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ノイバラ

滝の凍った風景を撮りに行ったとき気温−6℃気持ち涼しいかなと思い遊歩道を歩いていると霜が付いたノイバラを発見。思わずシャッターを切る。

 バラ科の落葉低木。
 日本各地および朝鮮半島の原野、河畔に生える。高さ2mほどになり、盛んに枝分かれし茂みをつくる。直径2cmほどの花は初夏に開花。白色あるいは淡紅色を帯び、芳香を放つ。
 和名「野茨」の由来は、野外に生えるイバラの意で、イバラは野毛のある低木の総称。
 古名を万葉仮名で「宇万良(うまら)」。のちに転じてイバラとなった。
 別名「野薔薇」は、漢名も同じく「野薔薇 [ Yěqiángwēi ] 」と表記。
果実は落葉語も残り、乾燥したものは薬用として利用される。これを漢名「営実(エイジツ)」と言い、赤い星、火星を意味するそう。写真は放射状についた霜を全身にまとい、まさしく星のよう!

1月-January-


ナギイカダ
(実)
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カンツバキ

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シダレヤナギ

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セイヨウタンポポ
(綿毛)
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シモバシラ
(霜柱)
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シモバシラ

 シソ科の多年草。 関東地方以西、四国、九州の山地に生える。日本特産種。
高さ約60cmほどになる。

和名「シモバシラ」の由来は、冬、枯れた茎の根元に霜柱のような氷の結晶ができるため。ユキヨセソウの別名もある。
学名 Keiskea japonica Miq. 属名は、植物学者伊藤圭介の名にちなむ。

霜柱の形成 解説:薬草園スタッフ

冬になり、シモバシラの地上部は枯れますが根は生きています。枯れた茎は少しずつ割れます。
吸い上げられた水が毛細管現象により、枯れた茎の中を上がってゆきます。
この時、茎の中では水のままですが、浸みだして外気に触れ、冷やされて霜状になります。
茎の中の水が凍ることで膨張して更に割れ目が開き、押し出されるように霜が成長します。
日に当たると融け、夜にまた凍ります。

▼縦に割けた茎から押し出されるように霜が成長する

 霜柱が形成されるには百葉箱の温度で0℃。地面付近の温度でマイナス2〜3度が最もできやすいようです。
見られる期間は、習志野キャンパスでは初回から2〜3週間ほど。条件が整えば同じ茎で10回ほどこの現象が見られます。

 茎が凍って溶け、凍って溶け・・・を繰り返し、裂け目が大きくなると水が上がらなくなり、この現象を見る事が出来なくなります。毛細管現象がおこるのに適した隙間というものがあり、一定以上の太い隙間になると現象が見られなくなります。
他の植物でシソ科の一部の植物でもシモバシラほどではありませんが見る事が出来ます。

 シモバシラの花は 2011年10月のカレンダー でご覧いただけます。

著作権について

ここに掲載する写真は著作権で保護される著作物です。 許諾の無い複製、商用目的の利用を禁じます。

Copyright Yoshiko Hosoda
著作権者 細田凱子

Copyright Medicinal Herb Garden, TOHO Univ.
著作権者 東邦大学薬学部付属薬用植物園

参考図書

  •  図説 花と樹の大事典 (木村陽二郎監修/植物文化研究会編 柏書房)
  •  季節の花事典 (麓次郎著/八坂書房)
  •  日本植物方言集成 (八坂書房編)
  •  ニセアカシアの生態学 外来樹の歴史・利用・生体とその管理 (崎尾均編/文一総合出版)
  •  染め草の散歩道 (こきかほる著/山と渓谷社)
  •  ポケット図鑑 日本の高山植物400 (新井和也/文一総合出版)
  •  APG牧野植物図鑑 U スタンダード版 (北隆館)
  •  増補改訂 フィールドベスト図鑑9 高山植物 (大場達之監修 永田芳男写真/学研)
  •  学生版牧野日本植物図鑑 (牧野富太郎著/北隆館)
  •  食虫植物の世界 420種 魅力の全てと栽培完全ガイド (田辺直樹著/エムピージェー)
  •  フィールド図鑑−植物4 山地の森林植物 (解説 奥田重俊 写真 武田良平/東海大学出版会)
  •  原色牧野和漢薬草大圖鑑(三橋博監修 ; 岡田稔[ほか]共編/北隆館)
  •  千利休 無言の前衛 (赤瀬川原平著/岩波新書)
  •  シルクロードのアサガオ 花と人とのかかわりあい (山田正篤著/学会出版センター)
  •  APG樹木図鑑 スタンダード版 (北隆館)
  •  山渓名前図鑑 樹木の名前  : 和名の由来と見分け方 (高橋勝雄, 長野伸江 解説 ; 茂木透 写真 ; 松見勝弥 絵/山と渓谷社)
  •  広辞苑 第七版 (新村 出 編/岩波書店)

参考WEBサイト

‘PICK UP’ 文責:習志野メディアセンター(バーチャルラボラトリ担当)