■ホオズキ : ナス科ホオズキ属の多年草
観賞用・食用として栽培されているもの、自生しているものがある。
漢字は「鬼灯」や「酸漿」をあてる。
読みの音の由来は、果実を吹き鳴らして遊ぶ子どもたちの様子から「頬突き(ほおづき)」と表現される、とも。
そういえば、田舎の庭に自生していたホオズキの実を、近所の友だちと競って笛にしていたことを思い出す。
爪楊枝などの先で丸い実に小さな穴を開けて中の種を出し、きれいな皮一枚の笛に仕上げたいのだが、これがなかなか上手くいかない。
何度も挑戦するうちに口の中はホオズキのなんともいえない味でいっぱいになった。同じような経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないだろうか。
そして時が経ち、現在。「鬼灯」の二文字の意味するところの、提灯を連ねたような静かな佇まいの一枚が遠い夏の日の思い出をそっと運んできた。
■コマクサ : ケシ科コマクサ属の多年草、高山植物
30年位前の写真。草津白根山旧火口の1枚です。
このコマクサは地元の山口雄平さんがご自分の畑をつぶしてコマクサ畑にし、自生復元のために地元の小学生達の手を借りて見事に復元されたものです。山口雄平さんは地元では「コマクサおじさん」と呼ばれていました。撮影時期は7月の下旬です。
