1.山内式WBTの試行報告
現在用いているWBTの仕組み

ホームページ記述(HTML)の中でも、ユーザがデータを入力・送信できるフォーム(FORM)と送られてきたデータを処理するプログラム(CGI)を使います。これは、ホームページでのショッピングやアンケート記入でデータを入力・送信するときに使われている仕組です。
WBTでは入力と予め準備した正答とを比較・チェックして採点し、正答率によって次の画面を選ぶようなCGIプログラムを置きます。
教科書予習の強制のためのWBTでは、問題の複線化はしないことにしましたので、次の画面の選択は正答率が一定値より小さければ前と同じ問題画面、大きければ次の画面を出しています。複線化するのであれば、前と同じ問題を出すのではなく、前と同じ単元の問題群の中から前と異なる問題を必要数だけ選択して出すことになります。
採点結果はユーザ・日時などの情報とともにデータベースに保存しておき、必要に応じて後から参照できるようにします。教科書予習の目的からは、必要な単元までのWBT学習が期限日までに完了していることが、合格条件になります。
1)内容
- 基本的な用語とその裏にある概念を理解すること。
言葉が分からないと、議論についていけない
言葉ならfactベースであり、正誤がはっきりする
2)WBTの方法
- キーワードに関する記述の中で問題を設定し、その記述を読むことで自然に予習が進む。
- 教科書をベースとして使う場合は、教科書からキーワードを抜粋する。
- 選択肢方式を中心に構成。記述式の場合は自動採点システムが複雑となり、設計が難しい。
- 問題の作成、回答の準備が容易で、教員の手間が軽く、かつ短時間で正誤を返せる。
- その場で自動採点し、一定水準未満の場合は解説をした後、再度設問する等インタラクティブな授業構成が可能。
- 繰り返し予習してマスターすることが可能。
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