東邦大学名誉教授
山内 長承
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1.東邦大学理学部での試み

東邦大学理学部での試み


授業に出席できなかった学生や、「もう一度確かめたい」、「ノートを取り損なった」学生への復習機会提供を目的に、東邦大学理学部の授業をビデオアーカイブ化(デジタルビデオとして録画)、理学部(5学科、教員100余名、学部学生1,600余名)の授業の大半がビデオアーカイブ化の対象ですが、実際には教員の賛同を得た授業から実施しています。

副次的な目的・成果、将来展望

  • 他学科の講義や、同じ時間帯で重なってしまった講義を、後日ネットワークで受講することが可能となります。
  • 将来的には遠隔授業提供サービスへと発展するため、基本的なデータ収集や技術の習得を目指します。
  • 本学の受験生や卒業生の就職先企業などが見ることにより、本学の理解を深めていただくことを目指します。

参考とした先例

  • Stanford University
    • ライブで近隣企業へ授業配信、質問もできる。
    • 授業をそのまま、ビデオテープで企業に有料頒布している。
  • SOI(School on Internet、慶応SFC村井研/WIDE)
    • ライブでプロジェクト参加大学間の授業を交換、質問もできる。
    • アーカイブでの遠隔授業(TA(Teaching assistant)によるQ&Aやレポート作成サポートあり)として位置付け、かなり手間をかけて作成している。

プレ実験(2001年〜2002年 )

今回の実験を行うにあたりSOIでのアーカイブに近い形で、学生の補習用として公開実験を行いました。  

クリックすると大きな画像がご覧になれますプレ実験画面へ

  • 講義風景(三脚固定カメラ+ピンマイクを使用)の収録部分と文字による解説を併用した。
  • 学生からは下記の点が評価された。
    • 教科書以外の部分について講義内容の再確認ができた。
    • 試験前の復習に有効だった。
  • 機材設定が大変であり、撮影に人が必要となったため、今回は自動撮影機構を取り入れることとした。


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