指標種指標性選定理由調査のコツ調査に適
した時期
ウメノキゴケ大気汚染状況大気汚染に弱く、古くから指標生物として分布調査が行われてきた。日当たりのよい位置に生育する樹木の幹や石仏の表面を探す。通年
ホオノキ森林の状態森の中で低密度で生育するが、日本一大きな花と葉をつけ、印象深い樹木である。葉の大きさから見間違えることの無い樹木。森の中では、地表に落ちている葉を捜してから上を見上げると探しやすい。葉が展開してから落葉まで
クサボケ査員養成講草原性稀少植物が生育する草原の指標種。花が美しく目立つ。根が深いので採掘圧に対して抵抗性があり、在来草地の保全を広くアピールするのに適当な種である。開けた日当たりのよい草地に咲く。花と同時に葉や枝振りを覚えておけば、開花時期以外でも生息を確認できる。秋には非常に大きな果実が実る。開花しても結実するとは限らない。通年、4月が
適当
ツリガネニンジン---主に里地に見られる植物で、人が定期的に草刈りをすることで保たれている草地に多く生育。------
ヒグラシ森林の状態梅雨明けの朝夕にカナカナカナ...と特徴的な鳴き声で鳴く。大きな森では昼間から鳴く。杉林に多いといわれるが、真偽の程は確かではない。7月中旬以降
クツワムシ森林の状態比較的規模の大きな樹林地の林縁都などにしか生き残っていないようであり、近年減少が著しい種。ガチャガチャと非常に大きな鳴き声を出すことでよく知られているため、聞き取りにより過去の生息状況を知り、分布の変遷を推定することが期待できる。林の中を通る農道を夜間車でゆっくりと走り、鳴き声で確認をする。鳴き声確認係りと運転手、位置の記録係と二人以上で夜のドライブをして分布調査を行う。8月下旬
から9月
カブトムシ森林の状態子供たちの人気者。カプトムシの生息する森は、学区に1箇所以上保全したい。そのためにも、カブトムシの生息する樹林地の条件を明らかにしたい。幼虫の生癌、場所は堆肥場。樹林地だけでは生活が成り立たない。樹液の出るクヌギの本を探すのが第一歩。昼間スズメバチ、カナブンが樹液をなめている木に夜行く。7月中旬
から8月
幼虫探しは
冬でも
クルマバッタ在来草原盛り上や切土されていない草地の指標種。草地の規模に関わらず、草原性稀少植物の生育する草地の指標種といえるかもしれない。セイヨウタンポポとセットで分布調査を行うと、在来タンポポの生育地がいかに狭まっているか、実感することになる。8月から
9月
コガネグモ餌の豊かさ湿生、乾性を聞わず草原によくみられた大型の造網性のクモであるが、近年の減少が著しい。垂直の円網で、中央部にエックスの形に白い隠れ帯が特徴的。クモの腹部は黒と黄色の鮮やかな縞々模様。6月中旬
から7月
カワニナホタルの
生息指標
ホタル類の餌生物として著名な巻貝。この種が生育している水域はホタルの生息が期待できるが、かならずホタルが生息しているとは限らない点に注意すること。湧水から流れ下る用水路、排水路を探す。水路の岸がコンクリートで固められていても生息しているので、探す場所をあまり限定しないほうがよい。通年
ホオジロ樹林地と
草地の境界
白井市の市の鳥。田園地を代表する鳥類で、樹林地と農耕地がモザイクとなっている地域に多い。雄のさえずりが美しく、その声を楽しみながら田園を散策したい。河川堤防のススキ草地から、果樹園の縁などさまざまな環境に生息しているが、共通しているのは開けた土地に散在する樹林という環境で、樹林地の内部には生息しない。5月から
6月
ヒバリ草地草地を代表する種であるが、ヒバリのほうが草丈が短く裸地の多い空き地を好み、田植え前の水田や畑でも繁殖する。さえずりを頼りに、見えない位置の草地を知ることができる。姿を探すよりも鳴き声を聞き分けることで、生息を確認するほうが容易である。4月から
7月
カワセミ---水中の魚類や甲殻類をエサとし河原の上手や赤土の崖に営巣する。河川環境の豊かさの指標となる。------
ニホンアカガエルRDB種湧き水の豊かな湿田で産卵し、周辺の草地や林で生息するため里山の水域と陸域の連続性を捉える指標となる。林に近い日当たりの良い水田や湿地で南風の吹く生暖かい夜に毎年ほぼ同じ時期に一斉に集って産卵する。卵の数を教えることで個体数を把握できる。1月から
4月
シュレーゲル
アオガエル
---広い樹林と連続している水田がある環境が必要。------
ノウサギ---農耕地、林内に生息。夜行性だが食痕、糞などが見つけ易い。------
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