葉を利尿、強壮、食欲増進などに用います。
近年はサイナリン(cynarin)の発見により、肝機能を高め、血中のコレステロールを抑えるなどの働きが期待され、薬用ハーブとして注目を集めています。

アーティーチョーク(Cynara scolymus L.)総包片は、カルドンに比べて肉厚、針がほとんどありません。
ヨーロッパではワインのつまみとして好まれ、総包片と花托を丸ごとゆでて、総包片を一枚ずつはがし、根元の肉厚の部分の中身を歯でこそげながらいただくそうです。
ただし、授乳中の方は、母乳の出が悪くなることがありますので、ご注意を。
▼アーティーチョーク<Cynara scolymus L.(英名:Artichoke)>


▲このアーティーチョークは2003年5月29日に撮影したものです。残念ながらこの後、強風で茎が折れてしまいました。
※総包:タンポポなど、キク科の植物の頭花の根元に見られる、芽やつぼみを包む葉が密集し膨らんだ部分。
※花托:花弁・めしべなどをつける部分のこと。
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