アンズの種子は、キョウニン(杏仁)という生薬になります。
鎮咳・咳痰などに用いられます。
(実ではなく、青酸配糖体を含んだ種子を用います。この青酸配糖体は、ウメ、モモの種子にも含まれています)
アンズはサクラと同じバラ科です。アンズ、サクラ、ウメ、モモは時期を前後して咲きますが全てバラ科。開花時期も近く、花も似通っているのでサクラやウメと間違えられます。
別名カラモモといい、中国が原産です。
杏仁豆腐の原料として利用され、独特の香りを添えています。
アンズの実は、ジャムや杏酒、干してドライフルーツにしたものを料理に利用されたりと、食生活にも彩りを添えています。
冷涼な気候を好むので、信州や東北で多く栽培されています。春の行楽で“アンズの里”を訪れる方も多いのではないでしょうか。 |