腎不全とはなにか
腎臓は血液の中の老廃物を尿としてこし出すところです。
腎臓が悪くなると(腎不全)尿が出なくなり、尿毒素がたまって尿毒症になります。それだけでなくホルモン(エリスロポエチン)が腎臓から出なくなるため貧血になります。
またビタミンDが活性化されず骨が弱くなります。このように腎不全になるとさまざまな症状がでてきます。
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原因、症状と影響
【原因】
小児腎不全の原因は半数が腎臓や尿路の先天奇形によるものです。
遺伝に関係あるものは少なく、御両親の問題ではないことがほとんどです。その次に糸球体腎炎(IgA腎症、巣状糸球体硬化症など)があります。
【症状と影響】
症状としては体重の増加、むくみ(浮腫)、尿量の減少、貧血、食欲低下、けいれん、骨の変形、成長の遅れ(低身長)、第2次性徴の遅れ(男らしく、女らしくならない)があります。
小児では腹膜透析を行いますが、学校生活や課外授業に対応がむずかしく、友達づきあいから社会性を学ぶことまで遅れがちです。このハンディキャップは成人になって取り返そうと思ってもなかなかむずかしいのが現状です。
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