小児腎移植への挑戦
全国から集まる子供たち
東邦大学付属大森病院腎センターへは全国の施設から紹介され腎不全で苦しん でいる子供たちが集まってきます。ほとんどの場合、両親(特に母親)からの腎
提供の申し出があり、生体腎移植が予定されます。
北は弘前、南は九州、沖縄ま で全国の小児科医、泌尿器科医の先生方から紹介されます。
移植後状態が安定す れば、落ち着いた段階(通常1−2ヶ月)で紹介された地元の先生にお願いし、外来で経過を診ていただきます。
問題がおこれば、連絡していただき、話し合いの上方針を決め、地元で治療するか、当院に来ていただくかを決定します。大森病院
の利点は羽田空港に近く、遠くから来られ、東京に慣れていない方でも飛行機を 利用すれば、それほど時間がかかりません。夏休み、冬休み、春休みなどを利用
して外来を訪れる子供たちも少なくありません。
また1年、3年、5年、7年、10年 と定期検査で入院され、腎機能だけでなく検診をしています。
最近1年では熊 本、長崎、金沢、群馬、茨城と各地の先生がたから紹介を受け、みなさん移植し て元気になって地元に帰っていきました。

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