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薬草園の世界
東邦大学 薬学部 生薬学教室
小池 一男

1月-January-


ナギイカダ
(実)
1024*768 / 1280*768

カンツバキ

1024*768 / 1280*768

シダレヤナギ

1024*768 / 1280*768

セイヨウタンポポ
(綿毛)
1024*768 / 1280*768

シモバシラ
(霜柱)
1024*768 / 1280*768

シモバシラ

 シソ科の多年草。 関東地方以西、四国、九州の山地に生える。日本特産種。
高さ約60cmほどになる。

和名「シモバシラ」の由来は、冬、枯れた茎の根元に霜柱のような氷の結晶ができるため。ユキヨセソウの別名もある。
学名 Keiskea japonica Miq. 属名は、植物学者伊藤圭介の名にちなむ。

霜柱の形成 解説:薬草園スタッフ

冬になり、シモバシラの地上部は枯れますが根は生きています。枯れた茎は少しずつ割れます。
吸い上げられた水が毛細管現象により、枯れた茎の中を上がってゆきます。
この時、茎の中では水のままですが、浸みだして外気に触れ、冷やされて霜状になります。
茎の中の水が凍ることで膨張して更に割れ目が開き、押し出されるように霜が成長します。
日に当たると融け、夜にまた凍ります。

▼縦に割けた茎から押し出されるように霜が成長する

 霜柱が形成されるには百葉箱の温度で0℃。地面付近の温度でマイナス2〜3度が最もできやすいようです。
見られる期間は、習志野キャンパスでは初回から2〜3週間ほど。条件が整えば同じ茎で10回ほどこの現象が見られます。

 茎が凍って溶け、凍って溶け・・・を繰り返し、裂け目が大きくなると水が上がらなくなり、この現象を見る事が出来なくなります。毛細管現象がおこるのに適した隙間というものがあり、一定以上の太い隙間になると現象が見られなくなります。
他の植物でシソ科の一部の植物でもシモバシラほどではありませんが見る事が出来ます。

 シモバシラの花は 2011年10月のカレンダー でご覧いただけます。

著作権について

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Copyright Yoshiko Hosoda
著作権者 細田凱子

Copyright Medicinal Herb Garden, TOHO Univ.
著作権者 東邦大学薬学部付属薬用植物園

参考図書

  •  図説 花と樹の大事典 (木村陽二郎監修/植物文化研究会編 柏書房)
  •  季節の花事典 (麓次郎著/八坂書房)
  •  日本植物方言集成 (八坂書房編)
  •  ニセアカシアの生態学 外来樹の歴史・利用・生体とその管理 (崎尾均編/文一総合出版)
  •  染め草の散歩道 (こきかほる著/山と渓谷社)
  •  ポケット図鑑 日本の高山植物400 (新井和也/文一総合出版)
  •  APG牧野植物図鑑 U スタンダード版 (北隆館)
  •  増補改訂 フィールドベスト図鑑9 高山植物 (大場達之監修 永田芳男写真/学研)
  •  学生版牧野日本植物図鑑 (牧野富太郎著/北隆館)
  •  食虫植物の世界 420種 魅力の全てと栽培完全ガイド (田辺直樹著/エムピージェー)
  •  フィールド図鑑−植物4 山地の森林植物 (解説 奥田重俊 写真 武田良平/東海大学出版会)
  •  原色牧野和漢薬草大圖鑑(三橋博監修 ; 岡田稔[ほか]共編/北隆館)
  •  千利休 無言の前衛 (赤瀬川原平著/岩波新書)
  •  シルクロードのアサガオ 花と人とのかかわりあい (山田正篤著/学会出版センター)
  •  APG樹木図鑑 スタンダード版 (北隆館)
  •  山渓名前図鑑 樹木の名前  : 和名の由来と見分け方 (高橋勝雄, 長野伸江 解説 ; 茂木透 写真 ; 松見勝弥 絵/山と渓谷社)
  •  広辞苑 第七版 (新村 出 編/岩波書店)

参考WEBサイト

‘PICK UP’ 文責:習志野メディアセンター(バーチャルラボラトリ担当)