単一細胞または細胞膜切片を用いたチャネルの解析興奮性細胞でどのような電気活動が起こっているかは、当初巨大神経細胞を用いて詳細な検討が行われ、その際に膜電位固定法という巧妙な方法が用いられました。この解析によって得られた結果が原則的には各種の興奮性細胞に適用されたのですが、個々の細胞によって異なる点も多くそれらを個別に研究する必要がありました。しかし、実際の細胞は小さく、同じ方法を用いることは不可能でした。 |
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パッチクランプを行うための標本作製
「whole cell recording」
「inside−out patch / outside−out patch」
これらのいずれかの標本を作製して膜電位固定法を適用します。 |
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膜電位固定法上記の方法を各種の工夫を加えながら適用すると、単一のチャネルを通る電流を直接測定することが可能となり、チャネルに関する研究が飛躍的に発展しました。
(a)
(b)
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