
日本固有の植物。一属一種。おもに太平洋側の山林に分布する。やや薄暗い湿り気のある林床に生える。ときに大群落を作る。
夏に薄紫色の可愛らしい梅弁の花を下向きに咲かせる。花期は半月ほどと長く、ぽつんぽつんと次から次へ開花する。名前の由来とされる、白い小花を穂状につけるサラシナショウマとは花の形態が全く違う。だが花のない時期の草姿はサラシナショウマと見間違えることがある。
レンゲショウマはとても綺麗な花を咲かせる植物で私が好きな花のベスト10に入る山野草だ。綺麗で人気があるため、結構な高値で取り引きされる。そのせいか、残念なことに盗掘が絶えない植物でもある。私の知る自生地のうちの何ヶ所かはほとんど無くなってしまった。タネができる秋に自生地を訪れた際には、タネを取り近くの条件の良い場所に播いているが、花が咲きはじめるといつの間にか無くなっている。イタチごっこが続いているのだ。本当に残念である。
近年では品種改良が進み、白花や濃紫色、八重咲き、斑入り葉などの珍しいレンゲショウマが観賞用として店頭に並んでいるのを見かけることがある。
レンゲショウマの写真を撮りに行くタイミングとしては、咲き始めの頃がベストショットを狙えると思う。私は三脚を持ち歩かないので、うす暗い場所で咲くレンゲショウマを撮る時は、いつも枯れ枝とタオルを利用し即席の一脚のように使うことが多い。これが手軽でなかなか良い具合なのだ。
(レンゲショウマ/キンポウゲ科 2024年1月.記)