

ヨーロッパ、アフリカ原産の2年草。別名ツタバイヌノフグリとも言う。日本には明治時代に長崎に帰化したとされる。日当たりの良い空き地や山道などに群生している。早い所では2月には花が咲き、4月頃まで楽しめる。
花はとても小さく米粒ほどだ。そして、さすがオオイヌノフグリの仲間とあって、よく増える。花色は白色~青色で様々。各群落のなかで数タイプの花が咲き、色の濃淡の違いも見られる。
30年ほど前はキャンパスのフラサバソウの花色は濃青色と淡青色だった。だが、ここ10年で白色が殆どを占めるようになった。他の植物では白色は弱い傾向にあり、数が少なくなったり無くなったりするのだが、フラサバソウに関しては逆だ。白色がどんどん増え青色が少なくなっている。面白い現象である。
(フラサバソウ/オオバコ科 2023年12月.記)