私の愛車は4輪駆動のパジェロだ。山や川などによく行くので何かと都合が良い。これを書いている今は2022年3月。中には何が入っているかというと、今はスコップとのこぎり。スコップは雪やぬかるみにはまった時の必需品だ。幸いなことにまだ数回しか使っていないが、冬には欠かせない道具。それと、動物の死骸によく会うので、その時に道路わきに寄せて土をかけるため。今季は出番が多かった。のこぎりは山に入った時に倒木などに出くわすことがあるので、それらを処理するためにいつも積んでいる。この冬は台風後の山行きで4回使った。直径30cmほどの樹になると手引きのこぎりでは処理するのも結構大変だ。生木なら切りやすいのだが、枯れていると堅いので時間がかかる。他にも常備しているものがいくつかあるので箇条書きにしよう。
これは山や川、沼などで拾ったゴミなどを入れるため。鳥たちがゴミに引っかかってしまわないように、特に多い釣り具関連のゴミを拾う。私が沼でゴミ拾いをしていた時にこんなことがあった。知り合いのコブハクチョウたちがゴミをくわえたり、背中に乗せたりして持ってきてくれたのだ。私がゴミ拾いをしているのを見ていて、そういったものを私が集めていると思ったのだろう。彼らはこれまでにいろいろなものを運んできてくれた。カバンを運んできてくれたこともあり、その数は合計6個にもなった。それらは警察に連絡をして見てもらった。
空き缶やペットボトルのゴミも多いが、拾い上げてみると中に生き物が棲んでいることがあり、回収に悩むことがある。
鳥たちに引っかかった釣り針や、彼らが飲み込んでしまった釣り糸などを証拠として一部保存するため。これがあることで、誰かに尋ねられた時に見せて話をすることができる。また、植物のタネを採取したときの入れ物として。
ケガをしている動物や鳥たちをみつけたときに、一時的に捕まえて塗るため。塗った後はすぐに解放する。コールドクリームも試してみたが、馬油が良いように思えた。これまでのところ塗った馬油を嫌がるそぶりも無く、治りも早い。私は馬油を彼らと自分のための万能傷薬のように使っている。
清めの塩。動物たちの埋葬の時に使う。その他には、汗を沢山かいた時なめるため。
植物の自生地、昆虫や鳥の生息地を知るため。
記録を撮るため。生き物たちがどんな行動をして、どんな能力があるのかを記録するため。また、話しただけでは理解してもらえないこともあるので、参考として見てもらうために撮りためている。驚くような行動も、見慣れてしまうと当たり前に思えて、気づけば記録を取らなくなってしまっている。
その他にはカマ、シノ、カッター、諸々の小道具。アリナミン剤など。
(2022年3月.記)