国内では北海道から九州に分布する。キャンパスでも多く見られるシジミチョウの仲間。白味がかった青色の翅をもつ小さなチョウでとても綺麗だ。春から少しずつ見かけるようになり、少し涼しくなってくる9月下旬頃には多く見られるようになる。キャンパスでは秋に薬草園にコマツナギを植えた翌年から急に数が増えたように思う。ツバメシジミは近縁種のヤマトシジミと一緒に花の上でクルクル回ったり、翅をパタパタさせたりしている姿を見かける。レンズを近づけると後ろを向いてしまい、なかなかベストショットを撮らせてくれない。その上、私がカメラを持って近づくとレンズに止まったりするので、わざと撮らせないようにしているように思うこともある。だが、そこは焦らず、「撮らせてね」とゆっくりと念を送ってみる。ベストショットを撮らせてもらうには、時間に余裕を持って彼らに接するのが最大のポイントだと思っている。
(ツバメシジミ/シジミチョウ科 2023年1月.記)