12-イソハギ

イソハギ
Heterosiphonia japonica Yendo
紅藻 イギス目 ダジア科
採集地:神奈川県鎌倉市七里ガ浜
採集日:探索中
(11と12は同個体のものを描いたものです)

→詳細画像(332kb)

高さ5〜12cm、海中では繊細な糸状の体がフワーと丸く広がり。て赤い玉のように見える海藻である。関東の冬から春の代表的な海藻の一つで、春から夏にかけてはよく海岸に打ち上げられる。

体はよく分枝した円柱状の茎に、若い部分では密生して毛状枝を生じる。毛状枝は節部から生じ、単列、あるいは1〜3回互生様に分枝する。老成すると毛状枝は落ちて裸となる。皮層を形成し、毛状枝を失った裸の枝は皮層に覆われる。この体を切って見ると、中心に軸細胞があり、そのまわりを5個の細胞が取りかこんでいる。この5個の細胞を周心細胞とよぶ 。その外側は皮層細胞によって覆われる。

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