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東邦大学医学部付属大森病院 腎センター
相川 厚

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小児腎移植への挑戦

 

小児腎移植への挑戦

子供の成長促進を促す努力

 腎不全の子供は成長できません。背が伸びないのです。

 腎移植を行い、腎機能が正常に戻ると成長が始まります。

 しかし免疫抑制剤でステロイド(メチルプレドニゾロン(メドロール)やプレドニゾロン(プレドニン))を多く投与していると背が伸びません。このステロイドを減量して1日おきの投与方法(隔日療法)にすると背が伸びてきますが、これも限度があり、現在はステロイドを中止する方法を実施中です。

 しかしステロイドを隔日または中止すると拒絶反応がおこることがあり、注意深い観察が必要です。

 東邦大学大森病院腎センターではステロイドを隔日その後中止したあと、定期検査に腎生検をくわえて行い、拒絶反応が腎臓内で潜んでいないか調べます。もし拒絶反応があれば、症状に出てくる前に治療する、または免疫抑制療法を強化する方法で未然に腎機能が低下するのを防いでいます。

 移植をして腎機能が正常になると第2次性徴がほぼふつうに始まります。女の子は胸が大きく女らしくなり、生理も始まります。男の子はたくましく、ひげが生えて、男の子らしくなります。

 透析だとこのような性徴がずいぶんと遅れてしまったり来なかったりします。

 第2次性徴が終わる16−17歳で移植しても間に合いません。 特に女の子は子供を生める準備が必要なため重要な問題です。

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