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東邦大学医学部付属大森病院 腎センター
相川 厚

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小児腎移植への挑戦

 

小児腎移植への挑戦

体の小さな子供たちへの移植

【日本での最低体重での生体腎移植に成功】

 東邦大学医学部付属大森病院腎センターで1988年6月に体重が6.7kgの女の子にお母さんの腎臓を移植し成功しました。

 これは日本で成功した子供の腎移植で一番小さい症例です。いまだにこの記録は破られていません。

 当時小さかった女の子も今では17歳になり背もお母さんと同じになりました。


 ▼生後からすぐ腎不全になり腹膜透析を行ってきた患児です。

 生後11ヶ月(日本で最少年齢)で母親から腎臓が提供され、腎移植をうけました。

 拒絶反応もなく、元気になりました。移植後約2ヶ月、退院直前の写真です。

腎移植最年少

【小さな子供(体重が12kg以下)に大人の大きな腎臓を移植するには 】

  • 移植する腎臓の血管は直接腹部大動脈や下大静脈につなげなければなりません。
  • 血管をつないだ後たくさんの血液が腎臓に流れ込むため、あらかじめ血液を多くしておく必要があります。
  • 小さな心臓で大きな腎臓に血液をたくさん流さなければいけません。
  • 術中術後に適正な輸液を行なわないと腎臓は働きません。輸液がたりないと腎臓は尿をつくりません。多すぎると心臓がもちません。
  • 手術後すぐ腎臓が働かないと透析がむずかしいため命がかかります。

 このすべてがうまくいかないと移植は成功しません。これには安全に確実に手術ができる鍛錬された移植外科医、循環動態管理に精通する麻酔科医、優秀な小児科医がチームになってひとりのこどもを集中的に治療する必要があります。

 

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