第3回 ハーブアロマテラピーフォーラムが2006年10月9日(月・祝)、東邦大学習志野キャンパスにて開催されました。
当日は医学、薬学関係の方はもちろんのことハーブやアロマテラピーに興味のある一般の方まで幅広い層の参加者が集まりました。午前の部は市民公開講座「世界の香りと世界のハーブ」、午後の部は「美容のための植物療法」と趣を異にして開催され好評を博しました。
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▲小池先生 |
▲熱気溢れる会場の様子 |
林真一郎
(薬剤師、ハーブショップ グリーンフラスコ代表)
ハーブとアロマテラピーの歴史、地域の文化を世界地図で確認しながら解説し、さまざまな体験を交ながらハーブを身近なものとして楽しむための方法までも楽しく講演されました。世界から注目される日本のハーブ、青森ヒバや高知ユズ、沖縄月桃についても産地の方々との交流を含めご紹介いただきました。
▲世界地図で原産国を確認しながら香の解説
▲実際の香を確かめるためにエッセンシャルオイルを染み込ませたスティックが回され各々香を確かめることができました(ベルガモットをはじめ6種)
塚田 弘行
(A.C.E.ビューティサイエンス研究所)
化粧品開発の現場で研究した香りが美容に与える影響について、またマイナスイオンと香りの相乗効果による肌への影響を考察されました。特に香りの効果で脂肪を燃焼させるスリミング効果については女性にとって大変興味深い事例をご紹介いただきました。
また、マイナスイオンを正確に測定するために自ら開発した、世界に一台しかない「イオン測定センサー」についても紹介していただきました。
▲参加者も興味深々で聴き入ります
前田 久仁子
(ゼアメイス コンサルタンシー)
水を中心とした「スパ」の概念から、世界のスパで行われている医学的治療、美容と健康へのアプローチを紹介。世界のスパの動向、現地のスパで体験した1日や現地の人々との交流についてなど、写真と共に丁寧にご紹介いただきました。最後にスパで使われているデトックスハーブと、チョコレート(カカオ)マッサージなどについてもお話いただきました。
また、フィトアロマテラピーは、その土地の自然および文化との密接な繋がりの上に成り立つものだという考え方を示されました。
▲スパでの朝のティザーヌを紹介
藤波 たまみ
(ソフィアフィトセラピーカレッジ)
様々な形で生活に取り入れることのできる植物療法と日本のスパにおけるフィトセラピートリートメントについての紹介。
まず、施術前・施術後に行うカウンセリング、クライアントとセラピストの信頼関係の重要性についてお話いただきました。
その後、実際に日本のスパで行われるフィトセラピーのトリートメント内容について、また肌や髪のトリートメントに用いられるハーブと自然素材について詳しくご紹介いただきました。
▲粉末状の素材をクライアントごとにブレンド
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