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ピッキオではお客様に軽井沢の生態系、特に野鳥の森の生態系と生物のくらしを知ってもらうことを「売り」の一つとしています。そのためには地域の生態系のしくみを解明する科学的な調査が不可欠です。ピッキオではこれまで様々な野生動植物の調査を行ってきました。野鳥の森に暮らす多くの生き物を調べ、その魅力を引き出す調査活動は、とてもやりがいのある仕事です。そこで、ピッキオと東邦大学理学部は野鳥の森の生態系を解明するための共同研究を企画しました。ピッキオが日常の観察の中から、野鳥の森に暮らす生き物たちの生態・行動学的研究のテーマを提案し、それを東邦大学の学生と教員が卒業研究、あるいは大学院の研究として行うというものです。ピッキオは、その成果をエコツアーに生かしたいと考えています。研究成果を学術論文として公表し、エコツアー事業に生かすことを、ピッキオと大学にとって有意義な共同作業としたいと思います。
現在ピッキオでは東邦大学生物学科のOBが3人働いています。動物生態学研究室出身の大塚敏之、海洋生物研究室出身の東法彦、地理生態学研究室出身の谷川正樹です。それぞれ大学時代に学んだ生物学の知識を生かしたエコツアーを行っています。
大塚はエコツアーのマネージメントと各地でのセミナーを行っています。 東はエコツアーガイドで、この共同研究の責任者です。谷川もエコツアーガイドを行っており、この共同研究の企画者です。
国設軽井沢野鳥の森は上信越高原国立公園に位置し、国有林約100haが環境省により指定されています。カラマツやミズナラなどの落葉樹林には、ツキノワグマやカモシカ、ヤマネをはじめとするほ乳類、約80種の野鳥など、様々な野生動植物が生育・生息しています。
春から夏にかけては多くの観光客が散策し、冬にはバードウォッチングをされる方が集まる場所です。ピッキオのネイチャーツアーのメインフィールドで、年間を通して野鳥の森ネイチャーウォッチングというイベントを開催しています。
標高は約1000mで、冬の朝は−15℃を下回る日もあり、また、夏でも30℃以上になることはほとんどありません。春から秋にかけては霧が出ることがあり、夏にはよく夕立もあります。一方冬は晴天が多く、雪が降る日はほとんどありません。積雪は多い年で50cm程度、例年だと約30cmです
東邦大学軽井沢山荘は東邦大学の軽井沢山荘委員会が管理する建物で、野鳥の森に隣接しています。軽井沢山荘の前からは今でも噴煙を上げている浅間山の雄大な姿が一望できます。
◇山荘の利用料金は1泊500円です。
軽井沢山荘にはお風呂がないため、星野温泉トンボの湯を利用していただきます。歩くと30分ほどかかりますが、野鳥の森で調査をされる時は無料でご利用いただけます(繁忙期はご利用いただけない場合もございます)。また、トンボの湯の隣にあるレストラン、村民食堂も昼食は50%、夕食は20%割引でご利用いただけます(ただし繁忙期を除きます)。
◇山荘での食事は自炊です。
調理器具や冷蔵庫などは一通り揃っています。最寄りのコンビニまでは車で7、8分、スーパーまでは15分ほどです。
※利用規程等の詳細は山荘管理委員会(学生部室II号館内)までお問い合わせ下さい。
まずは所属研究室の先生にご相談ください。
その上で、現地の様子、具体的な生き物についてなど、ピッキオまでお問い合わせ下さい。毎年5月の第三土曜日、日曜日に軽井沢山荘でこの共同研究に関する現地説明会を開催します。興味のある学生は、地理生態学研究室の長谷川まで連絡してください。
ピッキオから協力できるのはテーマの提供と現地情報などです。調査方法やまとめ方などは所属研究室の先生と十分に話をして、しっかりとした研究計画を立てておいてください。
また、季節によっては長期間軽井沢山荘を利用できない場合がありますので、調査日程が決まりましたら早めに軽井沢山荘管理委員会まで利用のご確認、ご予約をお願いします。
交通の案内
電車でお越しの場合
・東京から/長野新幹線で軽井沢駅まで約70分(学割利用で5,250円)
→軽井沢駅より車で15分・中軽井沢駅より車で5分
→軽井沢駅より西武高原バス 『草津温泉行』 → (中軽井沢駅経由) → 西区入口バス停下車
車でお越しの場合
・上信越自動車道 碓氷・軽井沢ICより約30分
高速バスでお越しの場合
・池袋から/西武高原バスで中軽井沢駅まで約3時間
問い合せ先
インターン生
ピッキオでは夏期インターン生を募集しています。ネイチャーツアーのサポートを行いながら、エコツーリズムの現場を体験していただけます。
受け入れ期間は夏期(7月下旬−8月末)で、期間は2週間から1ヶ月間です。インターン期間中はピッキオの寮をご利用いただけます。まずは大学の教務へお問い合わせ下さい。
ピッキオでの実習内容や軽井沢についてなど、御不明な点はお気軽にお問い合わせ下さい
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