元東邦大学薬学部教授 佐橋 紀男
10月、11月のスギ花粉を合わせて、過去8年の秋のスギ花粉と翌年のスギ・ヒノキ科花粉の総飛散数との相関(r=0.86)から2007年の総飛散数の予測を計算すると、1900個あまりとなりました。
これはすでにお知らせした夏の気象データだけからの予測値(予測1参照)より多めになり、過去の平均にかなり近い予測値となります。
現時点でスギ雄花の着花状況は千葉県の富里市、成田市、八街市周辺では多いという結果ですので、3月の気象次第では平年並の飛散数になることも考えられます。
船橋市の今年7月中旬から8月上旬までの最高気温平均値、日射量平均値の両方から予測すると過去30年の平年値の約50%の飛散と思われます(グラフ1を参照)。