本年の漢方フォーラムおよび薬草園一般公開は、2005年6月11日(土)東邦大学習志野キャンパスにおいて行われました。

漢方フォーラム

東邦大学薬学部にて開催。当日は大勢の参加者が集まり、盛況の幕開けとなりました。

座長

鈴木 堯氏(磯東洋医学研究所)
秋葉 哲生氏(慶応義塾大学医学部 漢方医学講座・伝統医学研究会あきば病院)
齋藤 謙一氏(齋藤薬局)

2005年度漢方フォーラム当日の様子

妊娠と漢方

佐藤 直子
(東邦大学医学部佐倉病院)

・診療科別処方件数最多は産婦人科
・妊娠中の服用禁忌となる生薬 ほか
更年期障害と漢方

長岡 孝実
(漢方薬局一貫堂)

・更年期障害の現代医学と漢方医学での治療の相違
・気・血・水によって起こる諸症状 ほか
婦人と漢方−血の道の不定愁訴と柴胡剤−

塚田 建一
(つかだ薬局)

・更年期障害と血の道
・加味逍遙散と柴胡桂枝湯
・熱入血室 ほか
女性専用外来で有用な漢方処方について

竹尾 愛理
(千葉県立東金病院)

・女性専用外来の開設と実際
・過去25ヶ月間の処方薬についての検討
  ほか
女性の悩み漢方で解決

渡邉 賀子
(慶應義塾大学病院・
漢方クリニック )

・漢方女性抗加齢外来
・加齢に伴う諸症状に用いる漢方薬 ほか
和田正系とその漢方医学について

秋葉 哲生
(慶應義塾大学医学部
漢方医学講座・
伝統医学研究会あきば病院)

・和田正系氏の漢方の考え方
・その思索のあとを辿る ほか
日本漢方の始祖−奥田謙蔵:人間・論考・症例−

田畑 隆一郎
(たばた関本薬局)

・傷寒論にみる漢方の特質−合病と併病−
・季節雑感治験例 ほか
 
講演会終了後東邦会館にて懇親会

薬草園一般公開

2005年度の薬草園一般公開は終了しました。

▼当日の様子

当日は生薬部の学生が園内をご案内し、薬用植物についてご説明致しました。
また、同時公開のハーブガーデンでは学生が作ったハーブクッキーをサービスいたしました。

 開催日時:2005年5月21日(土)10:00〜16:00(※参加無料)
 開催場所:東邦大学習志野キャンパス
  ※東邦大学までの交通は薬学部ホームページ/アクセスマップにてご確認ください。

※薬草園一般公開について、委員長を務めた薬学部3年生の島田君に聞いてみました

 

今年度の薬草園公開は約300名の一般のお客様にお越しいただきました。
 来園された方からの質問は薬草に関することが多いと思います(利用法や栽培法など)。
  中には自宅の庭に生えているような身近な植物もあるようで、とても詳しい方に逆に教えていただいたりすることもあります。公開する機会を増やしてほしいといった要望もありました。
  また今年は漢方フォーラムと日程が異なっていたので残念がっているお客様も何名かいらっしゃいました。

 今回の委員長を任された時はかなりのプレッシャーがありました。約半年間、お客様に配布するパンフレットを作成したり、試食用のクッキー作りなど、いろいろな準備をしていく中で、顧問の先生をはじめ、部員など多くの人に協力していただき、これだけ大きな行事をやり遂げたという達成感と、協力してくれた多くの人たちへの感謝の気持ちでいっぱいです。準備している間はすべてが勉強になりました。これだけ毎年多くのお客様が来られるような規模も大きく伝統ある行事で、アルバイトでできるようなことでもないですから、学生のうちにこのような経験ができたことはとても良かったと思います。

生薬部の普段の活動内容

 主な活動内容は新歓合宿、薬草園一般公開、夏合宿、研究発表などがあります。部内でさらに4つの班に分かれ、班ごとの旅行などもあります。部活以外の場面でも1〜4年生までみな仲がよく、明るい部です。

薬用植物園前のシンボルツリー/シイノキ 晴天に恵まれた薬用植物園にて/来園者に薬用植物の解説をする生薬部の学生 薬木園にてお出迎えのオオヤマレンゲ
ハーブガーデンにてお出迎え ハーブガーデンでひと息 ハーブガーデン/手作りハーブクッキーとハーブティーのサービス

薬草園TOPページに戻る