東火力事業所 富津火力発電所 1985年に東京電力の中で初めて天然ガスを燃料とした熱効率の高い(約43%)コンバインドサイクル(CC)発電方式を採用した発電所.天然ガスは,他の化石燃料に比べ,二酸化炭素の発生量が少なく,硫黄酸化物や煤塵の発生もなくクリーンな燃料である.コンバインドサイクル発電は,天然ガスの燃料ガスの膨張力を利用してガスタービンを回転させ,ガスタービンを回した後の高温の燃焼ガスにより蒸気を作り出し,その蒸気により蒸気タービンを回転させる.ガスタービンと蒸気タービン両方の回転力を発電機に伝え発電を行う方式である.また,高効率であるだけでなく,機動性にも優れており点火からの起動時間も従来方式に比べ短縮されている.現在は,より発電効率の高い(約50%)改良型コンバインドサイクル(ACC)発電方式を採用した3号系列も運転しており,総出力352万kWとなっている.さらに現在,AACを改良したMACC(1450℃級,コンバインドサイクル)発電方式の4号系列の増設工事を進めています.
また,液化天然ガス(LNG)を111万kl貯蔵するガス基地も兼ね備えている.
発電所内には「TEPCO新エネルギーパーク」があり,新エネルギー,電気について体験し学習することができる.
〒293-0011 千葉県 富津市新富25 電話:
0439-87-3121 FAX:0439-90-2119 申込窓口:総務グループ 見学可能人数:90名まで |

東火力事業所 千葉火力発電所 2000年6月に機器を更新し,高効率の改良型コンバインドサイクル(ACC)発電方式を採用した総出力288万kWの火力発電所.
〒260-0822 千葉県千葉市中央区蘇我町2-1377 電話:
043-390-2000 FAX:043-390-2119 申込窓口:総務グループ 見学可能人数:100名まで |

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東火力事業所 袖ケ浦火力発電所 袖ケ浦火力発電所は,1974年に初号機が運転を開始し,その後増設がなされ,現在は4機,総出力360万kWの発電所.袖ケ浦火力は出力100万kWのユニットを3台有する世界有数の大容量ガス焚き発電所.また,LNG基地を併設している.
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 袖ケ浦火力発電所 タービン室 |
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中央火力事業所 常陸那珂火力発電所 常陸那珂火力発電所は,茨城県の常陸那珂港北ふ頭にある2003年に運転開始した最新鋭の石炭を燃料とする火力発電所.石炭は産出地が世界中に分布しており,埋蔵量が豊富で価格も比較的安いなど,将来にわたり安定的に供給することができる有望なエネルギー資源として大きなメリットがある.石炭を燃やすと窒素酸化物,ばいじん,硫黄酸化物などの大気汚染物質が発生するため,それぞれ排煙脱硝装置,電気式集じん装置,排煙脱硫装置により除去され,高さ230mの煙突から排出される.また,石炭の貯炭所での粉じん対策は,貯炭場周囲への遮風フェンス設置,散水装置の設置,密閉式ベルトコンベアの採用などで飛散防止が図られている.このように,天然ガスを燃料とする発電所では見られない設備を備えている. |
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 常陸那珂火力発電所 |
〒319-1113 茨城県那珂郡東海村照沼768-23 電話:029-361-2032 FAX:029-361-2039 見学可能人数:10〜80 名まで | |
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八丈島内燃力・地熱・風力発電所 内燃力発電は,内燃機関(ディーゼル・エンジン)で発電機を回す発電方式.6ユニット(認可出力:11,100kW)の発電機を組み合わせて対応している発電所. 八丈島地熱発電所は,1999年に運転開始し,認可出力:3,300
kWであり,八丈島のベース電力を担っている.その他に,定格出力500kWの風力発電機1機とTEPCO八丈島地熱館が敷地内にあり,地熱発電と風力発電について学ぶことができる.
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 八丈島内燃力発電機
 八丈島地熱発電所
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