エネルギー環境施設見学情報

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4.習志野市 芝園清掃工場

 最新のごみ処理施設である「ガス化・高温溶融一体型直接溶融炉」を採用した平成14年より稼働しているごみ処理施設である.リサイクルプラザも併設されており,資源物の分別も見学できる.市内より集められた燃えるごみと,その他のごみのうちリサイクルプラザにおいて資源物を取り除いた残渣は,コークスと石灰石と共にガス化・溶融炉に入れられ,可燃性ガスが取り出されるとともに,残りは溶融され溶融物であるスラグとメタルが取り出される.可燃性(熱分解)ガスは燃焼され蒸気を作り定格2400kWの発電機で発電される.スラグとメタルは再資源化される.このようにごみ処理施設の特徴は,発電をしてエネルギーとして再利用していること,溶融炉によりスラグとメタルに再資源化されるため最終処分量を大幅に少なくすることができることである.また,排ガス中のダイオキシン類の対策も万全に行われている.

 見学場所は,リサイクルプラザにおいて粗大ごみの再生・再利用,ビン・カンの選別,ごみ焼却炉において,ごみピット,操作室,溶融炉,タービン発電機,である.芝園清掃工場は,習志野市内の小学校4年生全員に対して見学会を実施しており,清掃工場のパンフレットの他に,見学時に使う小学生向けのワークシート,見学時に想定される質問内容の資料があり,教育利用についても学ぶことができる.


清掃工場内発電機


リサイクルプラザでの分別作業

〒275-0023 習志野市芝園3-2-1
http://www.city.narashino.chiba.jp/shisetu/shi/shibazono/index.html
電話:047-451-1793
申込窓口:習志野市クリーンセンター施設課
見学可能人数:50人位まで