ネットワークセンターからのお知らせ

(2019/12/27)

【注意喚起】インターネット利用中に表示される偽の警告画面について


ユーザー各位
                             法人本部システム部

   【注意喚起】インターネット利用中に表示される偽の警告画面について

 偽のセキュリティ警告によって、有償の「ソフトウエア購入」や「サポート契約」を
結ばされてしまう詐欺行為が増加しております。
 WEBブラウザ上に警告メッセージが表示されもあわてず、しっかり見極めた上で正し
い対応しましょう。

【実例】
(1)「お使いのコンピューターはウイルスに感染しています」「Windowsのシステムが
 破損します」「○○○個のシステムの問題が見つかりました」「○秒以内に対応しないと
 データが全部削除される」等というようなポップアップやサイトの警告画面が
 表示されます。

(2)その際、警告音や警告メッセージを音声で流して不安をあおることが確認されて
 います。さらに、相手を信用させるため、画面に実在の企業のロゴが使われている
 ことも確認しています。

(3)このような警告表示や本物と見間違う画面により、パソコンの修復が必要と思わせ
 セキュリティソフトをダウンロードするように仕向けます。

(4)IPA(情報処理推進機構)が確認した限り、これらのセキュリティ警告ではいずれも
 実際のウイルス感染はなく、ポップアップメッセージ等を偽の警告画面として
 繰り返し表示させているに過ぎないことが分かっています。また、マイクロソフト社
 等のロゴマークが表示されていますが、この場合それら企業とは関係がありません。
 当該企業が提供する正規のサービスとみせかけるために、実在の企業のロゴが使われ、
 もっともらしく見せかけていると思われます。

【対応方法】
 この現象は、実際のウイルス感染によるものではありません。偽の警告画面を閉じる
だけで問題は解消されます。
 画面が消せない場合は、ブラウザを強制終了するか、パソコンを再起動して下さい。

【被害に遭わないための対策】
(1)偽の警告画面のメッセージを見極める
 自分が普段から利用しているセキュリティソフトによる警告ではない場合、特に
 インターネット利用中にブラウザ画面上に表示される警告は偽物である可能性が
 高いと考えられます。
 このような場合、画面の指示に安易に従わないようにして下さい。

(2)電話をかけない
 表示された電話番号に電話をかけてはいけません。一度でもかけてしまうと、
 電話番号が相手に伝わってしまい、後で相手からかかってくる場合があります。
 その電話には出ないようにして下さい。

(3)購入・契約しない
 セキュリティソフトやサポート業者の信頼性が判断できない場合は、購入や契約
 は行わず、IPAの安心相談窓口や消費生活センターに相談して下さい。
  ◆ 消費生活センター http://www.kokusen.go.jp/map/
  ◆ IPA情報セキュリティ安心相談窓口
    電話番号 : 03-5978-7509 Fax : 03-5978-7518
    E-mail : anshin@ipa.go.jp

【参考ページ:IPA情報処理推進機構:安心相談だより】
https://www.ipa.go.jp/security/anshin/mgdayori20180718.html

以上