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薬草園の世界
東邦大学 薬学部 生薬学教室
小池 一男

第34回 東邦大学薬学部付属薬用植物見本園公開 当日の様子

2018年度開催の概要

日時

2018年5月26日(土)
10:00−16:00
雨天決行



受付の様子
 案内役学生の幹部は約半年前から、ほかの参加者も約2ヶ月前から一般公開にむけての準備や勉強会に取り組んできました。

 曇り空の開催となったこの日は、前日ごろまでの強い日差しに照り付けられることもなく、過ごしやすいお天気の中でたいへん多くの方にご来園いただきました。グループやご家族でのご来園も多く、緊張気味に解説を始める学生の姿に初々しさを感じる一方、知識の豊富なリピーターの方にも笑顔でうなずいていただけるトークが展開される場面もありました。いつも熱心に耳を傾けてくださる来園者のみなさまにとって有意義な一日となりましたなら幸いです。
場所
東邦大学 習志野キャンパス
申込
不要 (公開講座:先着500名)
問合せ先
東邦大学
習志野学事部 入試広報課
〒274-8510
千葉県船橋市三山2-2-1
TEL : 047-472-0666
主催
東邦大学薬学部学術会クラブ
 漢方研究部(漢方)
 植物療法研究部(アロマ)
 薬用植物愛好会(生薬)

お配りしたパンフレットは毎年内容を変更し、表紙のイラストも試行錯誤を繰り返して作った自信作です。

薬用植物見本園   メディカルハーブガーデン   体験コーナー   第65回東邦大学薬学部公開講座   PHOTO






 「種が見られてよかった」

 例年に比べ、花期が2週間ほど早かったため、「見たい花は見られなかったけれど、種の様子が見られて良かった」と言ってくださる方もあり、お好みの植物があって時折お越しくださる方からは「いつもとは違う植物園が楽しめた」との声が聞かれました。
 薬用植物園の関係者たちは、一般公開よりもずいぶん早くから鮮やかに開花していく植物たちを見ながら、当日までなんとか持ってほしいと願っていました。
 種の様子にもご興味を持っていただけた様子にひと安心です。

 植物紹介 [ タイセイ ] 
        ・・・中世ヨーロッパでは藍色の原料に

科名 アブラナ科
開花時期 5-6月頃 
生薬名と使用部位 バンランコン(板藍根)・ 根
和名 大青

中国原産の二年生草本で園芸用に栽培される。花期は5〜6月で枝先に黄色の小さな十字花を多数付ける。アブラナ科の植物の根を乾燥させたものを板藍根(ばんらんこん)とよび中国ではインフルエンザ等の治療に用いられている。
・・・ 詳しくはお配りした冊子(P.10)をご覧ください。

こちらもご覧ください
  タイセイ東邦大学薬学部附属薬用植物園WEBサイト

Focus



 いつもは静かなハーブ園がとても賑わっていました。
 植物園スタッフによると、「いつもは人よりも虫のほうが多い!」そうです。是非またお越しください!
 見本園と同様、花期が少し早かったため、鮮やかな花々をご覧いただくことができませんでしたが、この日はハーブ園の周囲に植えられた色とりどりのアジサイが次々と開花していました。

 植物紹介 [ クコ ] ・・・クコの実は楊貴妃もお気に入り

科名 ナス科
開花時期 5-8月
生薬名と使用部位  枸杞子(果実),地骨皮(根皮).枸杞葉(葉)


 杏仁豆腐の上に乗っている赤い実はクコの実のことで、「スーパーフルーツ」として世界中で注目されている。オレンジの500倍と言われるビタミンCなどの強い抗酸化力を持つ成分が豊富に含まれており、アンチエイジングに有効である。
・・・ 詳しくはお配りした冊子(P.23)をご覧ください。

こちらもご覧ください
  クコ東邦大学薬学部附属薬用植物園WEBサイト

Focus


学生による研究発表

漢方研究部

 今年度は昨年度の研究テーマであった「桂皮を含む漢方薬中のクマリンによる影響」について発表させていだきました。クマリンという物 質は肝毒性を引き起こすことが知られていますが、実際に桂皮を含む漢方薬の過剰摂取によって肝毒性が引き起こされたという報告はされ ていなかったため、我々は漢方薬中に含まれるクマリン含有量を調査して、その真偽について得られた結果・結論を発表しました。 来年度もお客様に少しでも興味を持っていただけるような、漢方薬をもっと身近に感じていただけるような内容にしていきたいと思います 。

体験:アロマ石鹸を作ろう
植物療法研究部

 今年は精油を使った石鹸づくりを体験していただきました。
 ペパーミント、ラベンダー、オレンジスイートからお好きな香りでとても簡 単に作ることができます。 ご自宅でも爽やかな香りを身近に楽しんでいただけたらと思います。 また、精油を使用しているため、お肌に合わない場合は使用を中止してください。
テキストと花々のしおりとブックカバー
 会場には、学生が実際に使用している ・アロマテラピー検定公式テキスト ・メディカルハーブ検定テキスト などを手に取ってご覧いただけるよう展示しました。また、くつろぎのひと時に植物たちをより身近に感じていただけるよう、手描きイラストのしおりとブックカバーをご用意しました。是非ご使用ください。


 薬学部C館101教室において『アロマの香りと認知症』をテーマに、公開講座・講演会が開催されました。

根本 清光氏(東邦大学薬学部 教授) による
 『認知症とは?その治療法の現状は?』

佐藤 忠章氏 (国際医療福祉大学薬学部 准教授)による
 『香りを嗅ぐということ−精神や認知機能への影響は?−』

今回は薬剤師認定制度認証機構認証単位を取得することのできる講座と講演会とを開講。会場のC101教室は早くから満席となり、中継室でも多くの方に聴講いただく大盛況となりました。


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