第2回 ハーブアロマテラピーフォーラムが2005年10月2日(日)、東邦大学習志野キャンパスにて開催されました。
当日は医学、薬学関係の方はもちろんのことハーブやアロマテラピーに興味のある一般の方まで幅広い層の参加者が集まりました。第2回は「女性のための植物療法」をテーマとして取り上げ、大変に好評でした。
帯津 良一
(日本ホリスティック医学協会会長・帯津三敬病院名誉院長)
新しい医学の創生としての統合医療の役割について講演。統合とは単なる足し算ではなく積分であり、なによりも医療者と患者の統合が重要である。20年前から気功道場、食事指導、アロマテラピーなどを健康管理に取り入れ実践してきた経験と理論をもって、統合医療の必要性、重要性を説いた。
佐野 孝太
(曽田香料株式会社フレグランス事業部フレグランス研究室長)
調香師の立場から香りと香りに関する様々な情報を提供。香りの分類、成り立ち、香りの成分、合成香料と天然香料について、香りの役割、また香りの果すこれからの可能性についてなど、多岐にわたる講演。
大橋 マキ
(アロマセラピスト・ライター)
自らの体験を通して知ったアロマテラピーのすばらしさを紹介。海外での代替医療としてのアロマテラピーの役割を取材したおりに感じたこと、その後、実際にアロマテラピストとしての活動を通して気づいたことなど現場での体験をもとに講演。
中村 成美
(グリーンフラスコ研究所看護師・保健師)
西洋医療では軽視されがちな女性特有の症状に焦点を置き、伝統医学や伝承医療で用いられる薬用植物を紹介し、女性の心身の健康に有用なハーブとその特性を挙げ、ホルモンバランスを視野に入れたこれからのセルフケアの可能性について講演。
代田 琢彦
(聖マリアンナ医科大学産婦人科・シロタ産婦人科副院長)
聖マリアンナ医科大学アゼリア(更年期)外来でのアロマテラピーへの取り組み。アロマテラピーを行う際の7項目の確認事項、窓口、方法などを具体的に紹介し、その効果例についてクッパ−マン指数、SDSの数値変化をグラフで示すなど、実際の医療現場での取り組みを詳細に紹介した。
場所: |
東邦大学薬学部 修学館S−201講堂 |
日時: |
平成17年10月2日(日) 13:00-17:30 |
会費: |
事前申し込み/3000円、当日受付/4000円、学生割引/1000円 |
申込: |
東邦大学薬学部生薬学教室内 東邦植物療法研究会事務局 |
交通: |
【JR総武線】津田沼駅下車、北口4番乗場京成バス(三山車庫行または二ノ宮神社行乗車、東邦大学前・済生会習志野病院前下車)徒歩2分 【京成成田線】京成大久保駅下車、徒歩10分 |
主催: |
東邦植物療法研究会・東邦大学薬学部 |
共催: |
財団法人日本薬剤師研修センター |