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バーチャルラボラトリ 心筋−心臓は電気とカルシウムでイオン動いている!−
東邦大学 薬学部薬物学教室  
田中 光 行方 衣由紀 M口正悟
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心臓の収縮

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心筋の微細構造 カルシウムイオンが心臓を動かしている
 心筋細胞内カルシウムイオンの高速イメージング 心筋収縮の特性

心筋細胞内カルシウムイオンの高速イメージング

難易度3

心筋細胞のカルシウムイオン制御のしくみの理解は、単離されたタンパク質を用いた機能実験や免疫組織学的知見に基づく推測から始まりました。最近はカルシウム感受性蛍光プローブと共焦点レーザー顕微鏡を組みあわせる手法により生きた心筋細胞でのCa2+濃度の高空間分解能での画像化が可能になり、従来の手法では得られなかった機能形態的情報が得られつつあります。私たちは世界最速の時間分解能を有する共焦点レーザー顕微鏡に試作機段階から関わるなど、10年余りにわたり、心筋細胞内Ca2+の画像化に取り組んできました。現在までにカルシウムトランジェントカルシウムウェーブカルシウムスパークの3種類の動きが明らかになっています。
ここではこれら3種の動きの発生機序、生理的意義、薬物作用との関連等について、最近の研究成果を中心に紹介します。

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