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はじめに 

 私がカムチャツカに行くと必ず訪れるところはここパラトゥンカ (Paratunka) 温泉です。ここは町の中心部からも近く、市民は私達が銭湯に行く気分で温泉を利用しています。この温泉はフィールドワークで疲れた体を癒すのに最適な温泉であることはわが身を持って体験済みで、皆さんにも機会があれば是非一度遊びに行ってこの温泉を体験してもらいたいと思っています。

カムチャツカ半島の紹介

 北海道から千島列島を経て北東 1,500 km のところに位置しているのがカムチャツカ半島です。この半島には多くの活火山があり、ロシア最高峰(4,750m)のクリチェフスコイ(Klyuchevskoy) 火山もここカムチャツカ半島に存在しています。また地熱地帯や温泉も多く、ウゾンカルデラ(Uzon Caldera)やガイザーヴァレイ(Geyser Valley)は世界的に有名な地熱地帯です。このカムチャツカ半島には世界でもめずらしく火山列が縦に3列走っており、その中でも最も東側(ベーリング海側)に位置する火山列が最も活発な火山活動を行っています。つまり、先に挙げた活動中の火山や地熱地帯も当然この火山列に属しています。また、ロシア全土の75%以上もの熱水がこのカムチャツカ半島に集中して存在しているという事実(Chudaev et al., 2000)により、いかにここカムチャツカ半島に莫大なエネルギーが存在するかおわかりになるでしょう。

カムチャツカ半島の温泉

 カムチャツカ半島には地元の人々に愛されている温泉が数多くありますが、その中でも州都ペトロパブロフスク・カムチャツキー市から車で半島中央部に向かい2時間ほど走ったところにあるナチキ (Nachiki) 温泉やマルキ (Malki) 温泉が有名で(橋井、1996)、人々は暖かくなるとピクニックをかねてこれらの温泉に行くそうです。また州都近郊に位置し、手軽に行けることから市民に最もよく利用されているパラトゥンカ温泉には、医療用の温泉からレジャー施設を備えた温泉まで多種多様の施設があります。パラトゥンカ温泉のいくつかの施設について、それらの状況や温泉水の化学成分の特徴も含め、ここにお話しします

■夏のカムチャッカ■
 まっすぐな道路の向こうに3,000m級のアバチェンスキー火山がそびえ立つ姿は圧巻である。
 有事の場合、この道路は飛行機の滑走路となるように作ったそうである。

 

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