千葉県船橋市(東邦大学)の花粉飛散状況(2006.5〜)

元東邦大学薬学部教授 佐橋 紀男

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スギは連休以後まったく観測されず、ヒノキ科も15日を最後に観測されませんでした。
花粉症は殆ど知られていないマツ属が連休中心に少し飛散しました。5月全体では日照時間がようやく平年の7割程度だったこともあり、イネ科花粉も重症患者さんが症状発症する程度の飛散となっています。
またブナ科やニレ科など木本花粉も少ない結果でした。
6月はますます天候不順なので、さらに飛散数は少なくなるものと思われます。雨の日は花粉症患者さんは安心できますが、雨と雨の合間の晴天の日は注意が必要です。

2006年6月2日

関連情報

■捕集器(名称をクリックすると捕集器の写真と説明が開きます)

D
ダーラム型 : 花粉数/1平方cm/day
R
IS-Rotary(ロータリー)型 : 花粉数/1平方cm/day
B
Burkard(バーカード)型 : 花粉数/1立法メートル/day
※測定に時間がかかるため、ダーラム型などよりデータは1週間遅くなります。

■データ

2006年のデータ
イネ科他
最新データ
スギ
→4月のデータ 
ヒノキ
→4月のデータ 

ダーラム型(D型)による5月の主な飛散花粉 (個数/cm2/day)

■調査地点:船橋市、東邦大学、地上15m

* 3-溝孔粒:花粉管口が3個の溝とその溝の中央に内口のあるタイプ、 主にブナ科
** 3-孔粒:花粉管口が3個の孔だけあるタイプ、 主にニレ科、クワ科

5月
 
最高気温(度C)
降水量(mm)
スギ
ヒノキ科
イネ科
マツ属
3-溝孔粒*
3-孔粒**
スイバ属
1
23.7
0
0.3
1.2
2.0
32.0
14.8
52.4
0.0
2
18.4
10
3
18.2
0
4
20.0
0
0.0
0.0
0.4
16.4
8.8
164.0
0.0
5
21.9
0
6
21.7
0
0.0
0.0
0.2
4.4
0.0
140.0
0.0
7
20.2
4
8
18.5
0
0.0
0.0
0.0
1.6
0.0
3.6
0.0
9
19.8
0
0.0
0.0
0.0
3.6
14.8
20.4
0.0
10
22.3
2
0.0
0.0
0.0
0.8
3.6
7.2
0.2
11
21.1
8
0.0
0.0
0.8
6.0
70.8
6.0
0.0
12
19.9
0
0.0
0.0
0.2
1.2
12.8
1.6
0.0
13
14.1
10
0.0
0.0
0.8
2.0
13.6
4.4
0.4
14
19.1
2
15
23.0
0
0.0
0.4
1.2
0.8
10.0
1.6
0.0
16
19.2
1
0.0
0.0
0.4
0.0
2.4
0.0
0.8
17
20.8
2
0.0
0.0
0.4
0.4
7.6
0.4
0.0
18
18.1
5
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.4
0.4
19
22.1
16
0.0
0.0
0.3
0.6
1.2
0.9
0.9
20
25.4
1
0.0
0.0
2.8
8.3
3.0
0.8
0.3
21
26.1
0
0.0
0.0
1.8
8.2
6.5
0.9
0.0
22
23.3
0
0.0
0.0
0.3
0.9
0.6
0.0
0.0
23
21.3
2
0.0
0.0
1.4
0.0
0.0
0.3
0.0
24
25.3
11
0.0
0.0
1.1
6.5
0.9
1.4
0.0
25
22.5
0
0.0
0.0
0.6
8.0
3.7
24.1
1.2
26
21.6
0
0.0
0.0
1.7
1.1
1.7
1.9
0.0
27
19.5
1
28
22.6
12
0.0
0.0
1.5
1.5
1.5
0.0
0.0
29
24.5
0
0.0
0.0
1.5
1.5
0.0
0.0
0.0
30
25.7
0
0.0
0.0
3.0
4.0
0.0
0.5
1.0
31
27.9
0
0.0
0.0
2.5
10.0
10.0
2.5
0.0
-
.
.
スギ
ヒノキ科
イネ科
マツ族
3-溝孔粒*
3-孔粒**
スイバ属
月計
.
.
0.8
1.6
24.9
119.8
188.3
435.3
5.2

 

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