腎不全の国際比較と国内状況
海外の小児腎不全患者は透析期間が短く、すぐに腎移植をするのが当たり前になっています。最近ではプリエンプティブ移植(透析に入る前に腎移植をする)が成績が良いためさかんに行われています。
わが国では移植への理解が十分ではない小児科医が未だに多く、長期間腹膜透析につながれたままになっている患児が大勢います。
ちなみにわが国の透析患者さんは総数で約23万人おり(ヨーロッパ全土の透析患者数と同じ)、透析・人口比は世界1位で、年々増加傾向にあるため、数年で総数でも米国を抜くとも言われています。
|