東邦大学名誉教授
山内 長承
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2.e-learningの歴史

さまざまなルーツ


e-learningという名前が使われ始めたのは最近のことですが、ルーツはかなり昔にさかのぼることができます。またいくつかのルーツが合流して現在のe-learningができていると考えられます。

第1のルーツ CAI

CAI(Computer-Aided Instruction)と呼ばれる、コンピュータによる学習補助を行うものです。

 これはパソコン(パーソナルコンピュータ)が実用化して間もなく、つまり1980年代の初めごろから、ドリル問題を提示しその回答結果を分析して次の問題を設定するといったシステムが多数作られ、小中学校等で実用に供されました。この時代はネットワークは普及しておらず、1台1台のパソコンにCAIソフトウェアを導入して用いる形になっていましたし、結果の集計も不便でした。現在のe-learningでは、インターネットを経由してこのCAI型の機能を提供することが容易に可能になっています。特にホームページ(Web) の形にして提供することにより、受講者側の環境がごく一般的なホームページブラウザで済むようになって、広く普及し始めています。これはWBT(Web-Based TrainingまたはWeb-Based Testing)と呼ばれています。インターネット環境では1台のサーバーで受講者からの応答を集め、採点し、 結果を集計できるので、結果の管理が容易になっています。

クリックすると大きな画像がご覧になれますWBTの画面へ

第2のルーツ VOD

第3のルーツ WEB



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