東日本大震災・福島第一原発事故概要
東日本大震災
2011年3月11日14時46分、宮城県三陸沖(牡鹿半島沖約130km地点、深さ24km)において、Mw9.0の東北地方太平洋沖地震が発生しました。この地震の規模は日本国内観測史上最大です。宮城県栗原市の震度7を筆頭に、東北・関東地方では軒並み震度5強〜6強を観測しました。また日本全国においても、北は北海道から南は鹿児島までと広範囲で震度1以上を観測しています。
地震に伴い発生した大津波により、特に岩手県や宮城県、福島県を中心に、東北地方太平洋沿岸の多くの都市の沿岸部が壊滅的な被害を受けました。死亡者数・行方不明者数の合計は2万人を超えており、日本政府は物的被害について後述する福島第一原発事故によるものを除いた被害額を16〜25兆円と試算しています。
福島第一原発事故
今回の地震の揺れと津波により、東京電力福島第一原子力発電所において、日本の原発の歴史上類を見ない放射能漏れ事故が起こりました。全ての外部電源及び非常用ディーゼル電源を喪失し、ECCS(非常用炉心冷却装置)が作動しなくなるなど原子炉を冷却することができなくなりました。結果、メルトダウン(炉心溶融)・水素爆発等により未曾有の放射能漏れ事故が発生しました。福島第一原発から半径20km圏内は立ち入りが禁止される「警戒区域」に指定されています。区域圏外についても累積の放射線量が高い地域については「計画的避難区域」に指定され、やはり避難を余儀なくされる地域が多くなっています。
IAEA(国際原子力機関)等が定めた国際原子力事象評価尺度では、1986年のチェルノブイリ原発事故と並ぶレベル7(深刻な事故)と判断されました。レベル7の事例は、原発の歴史上わずかに2例のみです。原発に対する関心が高まると同時に、放射能の恐ろしさを改めて知る事故となりました。地震大国である日本ですが、日本各地17か所に55の原発が設置されており、原発がない沖縄電力以外は10〜50%強を原発に依存しています。
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